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グルメ 日記

驚きの「パンの歴史」!

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パンの歴史は古く、今から8,0000年から6,0000年前にさかのぼるといわれています。小麦粉と水だけで作られていた当時のパンも、ビールを作るときに使うビール酵母に目を付けたパン職人の手によって、現在のような発酵したパンが量産され世界中に広まったと言われています。

日本には、鉄砲とともに伝えられ、当時は、キリスト教禁教令のため長崎などで、西洋人たちだけのために作られていたという記録があります。また、戦国時代には、戦いに向かう兵隊が携行する非常食として考えられた時期もあったが、実現はしなかったようです。鎖国が終わると一気にパン作りが広がり、あの「あんパン」で有名な「木村屋総本店」が、銀座にお店を開業したのが、日本で、もっとも古いパン屋さんのはじまりです。

今やパンは、米についで主食の代名詞となっていますが、食生活の洋風化がなかったらこれほど広がることもなかったでしょう。なお、世界の代表的なパンの種類には、食パンや玄米パンの他、雑穀パン、バゲット、黒パン、グラハムブレッド、チャパティ等たくさんの種類があり、世界中のパンへのこだわりを見ることができます。

「グラハムブレッド」については、皆さんも一度は、耳にしたことがあるパンの名前だと思いますが、フランス語では「パン・コンプレ」。完全なパンという意味です。原材料は、通常のパンが小麦粉を使用するのに対して、文字通りグラハム粉を使用します。グラハム粉とは、小麦を胚乳部分と表皮部分(胚芽も含む)に分けて、胚乳は普通の小麦粉と同じ細かさで挽き、表皮部分は粗挽きにして、その後両者を混ぜあわせたものです。別々に挽いて後で混ぜ合わせるとは、いかにも面倒な方法で作られるのですね~

「グラハムブレッド」は、このグラハム粉を25%加えて焼いた、ハード系のパンです。本場、フランスでは、「パン・コンプレ」の名のとおり完全なパンと言われ、非常に栄養価が高いことで知られています。ところで、この「グラハムブレッド」の名前は、菜食禁酒主義の急先鋒、教会の聖職者である「シルベスター・グラハム」の名前にちなんで名づけられたとされています。

彼は、19世紀初め菜食主義を提唱し「グラハムクラッカー(全粒粉で作ったクラッカー)」を考案したことでも知られています。余談ですが、菜食禁酒主義のグラハムを信奉した人々の中には、あの『若草物語』の著者、ルイーザ・メイ・オルコットの父であるブロンソン・オルコットがいたとされています。ご存知でしたか?

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当時、彼は、白パン用の小麦粉を作るときに胚芽やぬかなどの栄養素を捨てていることを問題視して、小麦粉の製粉とパンを焼く時に、穀物の全てを使うことを考案し、このパンを作ったとされています。自分の作った「グラハムブレッド」が、アメリカ人の友人の健康不良(脚気)の救済策になるのではと考えていたようですから驚きです。健康志向の観点からも「グラハムブレッド」は、おすすめの食品かもしれません。ぜひ、歴史を感じながら味わってみてください。

パンを自分の家庭で作って食べることが、料理を作る女性たちの楽しみの一つとして、日本でも定着しており、その人気ぶりがうかがえます。「たかがパン、されどパン」といったところでしょうか!

おいしいパンを食べてみませんか・・・